デンソークリエイト、
システム・ソフトウェア設計ツール「Next Design V5」をリリース
~ 組込みソフト開発のデジタル化とAI活用をもっと身近に ~
株式会社デンソークリエイト(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:宮川 英明)は、システム・ソフトウェア設計ツールの最新バージョン「Next Design V5」を2026年5月29日より提供開始します。同時に、新機能を体験できる無料評価版の提供も開始します。

Next Design V5 画面イメージ
Next Design V5 メジャーバージョンアップのポイント
1. 組込みソフト開発向けパッケージでクイックスタート
自動車業界で培われた開発プロセスである Automotive-SPICE[1] をリファレンスとし、弊社の知見を織り込んだ組込みソフト開発向けパッケージを新たに提供。V字工程のプロセスと成果物を体系化したベースパッケージを用意することで、Next Design 導入時に必要な立ち上げ準備の期間とコストを大幅に圧縮し、設計現場での導入効果をより早く実感できます。
ベースパッケージにはメタモデル(構造定義)とビュー定義(表現手法)のセットが含まれ、そのまま利用してすぐに設計を始めることも、それをベースに自社プロセスや対象ドメインに合わせてテーラリングして組織運用することもできます。
定番の設計手法として、UML/SysML、タイミングチャート、フローチャート、DFD、FMEA、FTA、USDM といった手法をすぐに使えるパッケージ群をラインナップしています。これにより、要求分析から詳細設計、故障解析など、適材適所で最適な手法を組み合わせられ、1つのツールで設計情報を一元管理できます。
さらに、現場の定型作業を自動化するエクステンションも付属。上流工程からのモデル一括生成、IDの連続再付番、影響範囲の自動抽出、テスト結果の自動集計がすぐに利用できます。開発言語として C# に加えて、開発現場で広く利用されている Python にも対応し、幅広いエンジニアが設計データを活かした現場改善を促進できます。
2. AI設計支援で効率と品質を両立
弊社開発の「工程横断でエンジニアを支援する AI エージェントプラットフォーム "DC Agentiqs"」[2]とのシームレスな AI 連携により、現場の知見を活かした設計や、観点に沿った設計レビュー、ドメインに応じたプロファイル定義など、これまで熟練者に依存していた作業を強力に支援します。
Next Design に統合された UI により、DC Agentiqs のチャットウィンドウがシームレスに組み込まれ、普段の設計の中でツールを切り替える手間なく AI を活用できます。ユーザーが編集中のモデルは自動でコンテキストとして認識され、より的確な AI 設計支援を受けられます。
たとえば、AIが既存の設計ドキュメントや要求仕様を読み込み、ユースケースやシナリオ、テストケースなどのモデルを自動生成することで、設計の検討からテスト設計までをスピーディに進められます。また、レビュー観点や必須項目に沿って Next Design 上の設計データを横断的にチェックし、抜け漏れや不整合を洗い出すことで、設計レビューの見落としを減らし、品質向上を後押しします。
さらに、メタモデルにおける設計項目の見直しやビュー定義への反映も AI が支援することで、これまで熟練者に依存していたプロファイル定義のハードルを下げ、ドメインに応じたプロファイルを効率よく定義できるようになります。
3. 現場の声を反映して実用性向上
Next Design の導入現場から寄せられた多くのフィードバックをもとに、使いやすさと実用性を高めました。
よく使う表示状態のブックマーク、シーケンス図の操作性改善、ドキュメント出力の強化、ReqIF 形式の顧客要求取り込み、NDGit の Submodule 対応など、よく行う操作や外部ツール連携に関わる機能を強化しました。現場の声を反映してきめ細かく使い勝手を磨き上げ、日々の作業効率と快適性を一段と高めました。
V5 メジャーバージョンアップの詳細は こちら をご参照ください。
Next Design を導入するメリット
Next Design を導入することで、設計情報の標準化、手作業の削減による効率化、設計精度の向上が期待できます。プロジェクトの規模や業種を問わず、現場に即した柔軟な活用が可能です。 さらに V5 では、組込みソフト開発向けパッケージと AI 設計支援により、導入初期から高い生産性を発揮できます。
価格と動作環境
価格(年間利用料):
- ユーザ-ライセンス 69,600円 (税込76,560円) ~
- フローティングライセンス 278,400円(税込306,240円)~
動作環境:
- Windows 11
[1] Automotive-SPICE は ドイツ自動車工業会(Verband der Automobilindustrie e.V.:VDA)の登録商標です。提供するパッケージは Automotive-SPICE をリファレンスとしていますが、Automotive-SPICE への準拠を謳うものではありません。 ↩
[2] DC Agentiqs は開発現場での本格的なAI活用を実現するために生まれた AI エージェントプラットフォームです。「現場特化型エージェント」が現場で利用している開発ツールとシームレスに連携し、現場固有の知識や過去の成果物をもとに現場エンジニアのように成果物を作成します。 ↩


