Next Design V5.1 (5.1.3.10922) リリースノート
日々大規模化するソフトウェア開発に対応するため、次世代設計ツール Next Design がバージョンアップしました。大規模プロジェクトに対する読み込み性能を向上し、設計情報が増えた場合でも、よりスムーズに設計作業を開始できるようになりました。
目次
新機能と改善の内容
大規模プロジェクトでの作業開始を高速化
大規模なプロジェクトでも、プロジェクトを開いてから作業を開始するまでの待ち時間を短縮できるよう、モデルファイルの読み込み方式を改善しました。
プロジェクトオープンの高速化
- これまではすべてのモデルファイルを読み込んでからプロジェクトを開いていましたが、V5.1 では最初に必要なモデルファイルの情報のみを先に読み込んで表示し、残りのモデルファイルはバックグラウンドで読み込むようにしました。
- バックグラウンドでの読み込み中も、モデルの表示、編集、アンドゥ、リドゥなどの操作が可能です。
- 大規模プロジェクトでも、短い待ち時間で設計作業を開始しやすくなりました。
バックグラウンド読み込み中の機能
- メタモデルやプロファイルの編集は、自動ロード対象のすべてのモデルファイルの読み込みが完了してから可能になります。
- トレースビューは、バックグラウンドの読み込み完了を待たずに、初期表示後すぐに表示できます。
- 検索・置換、差分比較、エラーチェック、エクスポートなど、プロジェクト全体のモデルを参照する機能は、必要なモデルファイルの読み込み完了を待ってから実行されます。
- モデルファイルのエクスポートや統合では、自動ロード対象のすべてのモデルファイルをその場で読み込んだうえで処理します。
NDCLI・拡張機能SDKランタイムからプロジェクトを開く場合の高速化
- NDCLI や拡張機能SDKのランタイムからプロジェクトを開く場合も、プロジェクトオープン処理を高速化しました。
- バッチ処理や検証を短い待ち時間で開始しやすくなりました。
モデルファイルのロード体験を改善
- 手動ロード設定のモデルファイルのモデルは、プロジェクトを開いた時点からモデルナビゲータやトレースに表示されるようになりました。
- まだ読み込んでいないモデルファイルのモデルでも、モデルの名前、階層、トレースを確認できます。
- エディタ上の参照先も「(未ロード)」ではなく、モデル名で表示されます。
- モデルナビゲータではアイコンにマークが付き、マウスを乗せると未ロードである旨をツールチップで確認できます。
- 手動ロード設定のモデルファイルは、モデルを選択・表示するなど、必要になった時点で自動的に読み込むようになりました。
拡張コンテンツ PartialLoad.Enhanced の機能を本体に統合
- これまで拡張機能として提供していた PartialLoad.Enhanced の機能を Next Design 本体に統合しました。
- PartialLoad.Enhanced の機能が、インストールなしで利用できるようになりました。
- トレースツリービューおよびトレースマトリクスビューでも、関連するモデルファイルから選択してロードできるようになりました。
- シーケンスダイアグラムのライフラインの型に設定されたモデルも、エディタ上の未ロードモデルのロード操作で読み込めるようになりました。
- エディタビューおよびトレースビュー上のコンテキストメニューから、未ロードモデルのロード操作を利用できるようになりました。
- V5.1 以降では、拡張コンテンツ PartialLoad.Enhanced をインストールできません。
- すでに PartialLoad.Enhanced がインストールされている場合も、V5.1 起動時にはロードされません。
- インストール済みの PartialLoad.Enhanced は削除されません。
- V5.0 以前の Next Design を起動した場合は、従来どおり有効になります。
バックグラウンド読み込みに対応したAPIの追加・変更
- プロジェクトオープン高速化やモデルファイルのバックグラウンド読み込みに対応するため、モデルファイルのロード状態を取得するAPIなどを追加しました。
- Next Design 本体で動作するスクリプトやエクステンションから見た動作が、手動ロード設定のモデルファイルの変更に伴い一部変わります。
- 詳細はエクステンションマニュアルのNext Design V5.1 の変更点をご確認ください。
拡張コンテンツの改善
EnhancedErrorChecker のプロジェクトオープン高速化への対応や MarkdownEditor のリンク関連の改善など拡張コンテンツを改善しました。
EnhancedErrorChecker のプロジェクトオープンの高速化対応
- プロジェクトオープン高速化、モデルファイルのバックグラウンド読み込みに対応しました。
- 「プロジェクトを開いたとき」の自動エラーチェックは、モデルファイルのバックグラウンド読み込みが完了した時点で開始します。
- バックグラウンドの読み込みがエラーで中断された場合や、読み込みに失敗したモデルファイルがある場合は、そのモデルがチェック結果に含まれていないことを出力ウィンドウに表示するようにしました。
- EnhancedErrorChecker V1.2.0 は、Next Design V5.1 以降専用です。Next Design V5.0 以前では V1.1.x を使用してください。
MarkdownEditor のリンク関連の改善
- ドキュメント出力時に通常テキストへ変換したリンクを、情報ペインの出力タブに表示するようになりました。対象となるリンクは、相対パスのリンク、空のリンク、「?」から始まるリンクに加え、出力時に対象が見つからない modelname、modelpath、modelid、action スキームのリンクです。
- プロジェクトが保存されている場合に、マークダウンプレビューで Windows 相対パスのファイルリンクをクリックすると、プロジェクトファイルの場所を起点として開けるようになりました。相対パスの区切り文字には / と \ を利用できます。
- 画像の相対パスについても、/ だけでなく \ 区切りを利用できるようになりました。
- マークダウンプレビューで空のリンクや「?」から始まるリンクをクリックすると、リンク先が見つからない旨を通知するようになりました。ドキュメント出力時は、相対パスのリンク、空のリンク、「?」から始まるリンクを通常テキストとして出力します。area タグの相対パスリンク、空のリンク、「?」から始まるリンクには対応していません。
その他改善
- NDMerge、UmlSysml、NDGit、MarkdownEditor、NDInterop などで、同梱しているライブラリを更新しました。
- 検索・置換で、そのモデルファイルのモデルが対象から外れます。未ロードのモデルファイルがある旨のメッセージも表示されません。
- 差分比較で、変更していないモデルに差分があるように表示されます。
- その後そのモデルファイルがロードされても、エクステンションのモデルファイルロード後イベント(onAfterModelUnitLoad)が発生しません。
制約事項
モデルファイルを手動ロードに設定しているユーザーの方に、本バージョンをご利用いただく上でご留意いただきたい制約事項がございます。詳細は、以下の各項目のリンク先をご確認ください。Professional Edition を使用されている、または、手動ロード設定を使用されていない方は影響ございません。
N1066113:手動ロードに設定した未ロードのモデルファイルが外部で変更されると、その後にロードしても外部の変更が反映されない場合がある
手動ロードに設定したモデルファイルが未ロードの状態で、そのモデルファイルが Next Design の外部で変更された場合(他のツールで構成管理の更新を行った場合など)、その後にそのモデルファイルをロードしても、外部で追加・削除されたモデルが反映されません。 このとき、プロジェクトの再読み込みを確認するメッセージも表示されないため、外部で変更があったことに気付けません。気付かずにNext Design 上で編集してプロジェクトを保存すると、外部で行われた変更が上書きされて失われる場合があります。
N1066120:プロジェクトの再読み込みの後にプロファイルでフィールドの名前を変更して保存すると、手動ロードのモデルファイルにあるモデルの値が失われる
手動ロードに設定したモデルファイルをロードした後にプロジェクトを再読み込みすると、そのモデルファイルはプロジェクトナビゲータではロード済みと表示されますが、内容がロードされていない状態になります。この状態でプロファイルのフィールドの名前を変更してプロジェクトを保存すると、そのモデルファイルのモデルでは、名前を変更したフィールドの値が失われ、初期値になります。 エラーや確認のメッセージは表示されず、保存は正常に完了します。そのため、後でそのモデルを表示するまで、値が失われたことに気付けません。
N1066130:プロジェクトの再読み込みの後、ロード済みだった手動ロードのモデルファイルが、ロード済みと表示されたまま検索や差分比較の対象から外れる
手動ロードに設定したモデルファイルをロードした後にプロジェクトを再読み込みすると、そのモデルファイルは、プロジェクトナビゲータではロード済みと表示されたまま、モデルナビゲータでは未ロード(淡色)の表示になり、内容がロードされていない状態になります。この状態では、次の問題が発生します。
修正した問題と制約事項
本バージョンで問題や制約事項の修正を行い、より安定した品質でアプリケーションをご利用いただけるようになりました。 修正した問題と制約事項の詳細は下記ページからご確認ください。
V5.1 アップデートに伴う注意点
V5.0 から V5.1 へのアップデートに伴う注意点をご説明いたします。 V5.1 へのアップデートを行わず V5.0 向けエクステンション開発を継続される場合も対応が必要な場合がございます。 以下の内容をご確認ください。
a) V5.1 へアップデートする方
拡張コンテンツのアップデートや一部APIの振る舞い変更があります。 詳細は次のページをご確認ください。
b) V5.0 を継続利用する方
V5.1 へアップデートせず V5.0 を継続利用するために V5.0 向けエクステンション開発を継続する場合、エクステンション開発プロジェクトの設定変更が必要となる場合があります。 詳細は次のページをご確認ください。
なお、アップデートはお客様の任意のタイミングで実施可能です。
アップデート方法
Next Design のメニューから [ヘルプ] > [アップデートの確認] を実行してください。
新規にインストールする場合は、次のリンクからインストーラをダウンロードしてインストールしてください。アクセスの際はユーザー登録者の方にご連絡している "A" から始まるデンソークリエイトアカウントとそのパスワードを入力ください。
以上です。
